筋トレのアンチエイジング効果とマイオカイン分泌との関係

10月も半ばを過ぎやっと秋らしくなったかと思えば、もう初雪の情報も入ってきています。

寒くなれば、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。

筋トレによる筋量アップは私たちの健康にどのような影響を与えるのでしょうか。

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筋肉の機能とそれが健康に与える影響

最初に、筋トレと健康についてみてみましょう。

筋トレの効果(その1) 筋トレは血糖値を下げる

運動を30秒以上続けると、筋肉内のグリコーゲンを分解してエネルギー源として使用します。

グリコーゲンはブドウ糖がたくさん繋がった構造をしたものです。

ここまでは酸素を必要としません。

その後も運動を継続すると、今度は徐々に有酸素エネルギー代謝に切り替わります。

有酸素エネルギ代謝では、脂肪が分解されATPが大量に産生されます。

そして、運動後に身体は枯渇したグリコーゲンを再合成するようになります。

このとき、血中の糖分が多量に筋肉内に取り込まれます。

このとき、インスリンは全く関与しません。

したがって、インスリン分泌が低下した方でも血糖値を下げる効果が期待できます。

また、血糖値が下がれば、糖化の原因となる糖そのものが少なくなるので、糖化を防ぐことになります。

つまり、アンチエイジングにも繋がるというわけです。

筋トレの効果(その2) 筋トレは免疫力を上げる

筋肉の中にはアミノ酸であるグルタミンがたくさん含まれています。

グルタミンにはリンパ球を増やす働きがあります。

筋肉をつけると病気のときに筋肉を分解し、グルタミンが供給されリンパ球が増えることになります。

リンパ球が増えれば免疫力が上がるというわけです。

逆に、筋肉が減ると免疫機能が低下し、肺炎などにかかる人が多いことも報告されています。

厚生労働省研究班の報告(2015年2月)では、筋肉量の少ない高齢の男性は、多い男性に比べて死亡率が約2倍になるとの調査結果がまとめられています。

筋トレの効果(その3) 筋肉はマイオカインを分泌する

マイオカインは骨格筋から分泌される物質の総称です。

マイオカインには脂肪を分解し血糖値を下げる働きがあります。

そして、このマイオカインは筋肉を動かすことで筋肉から分泌されます。

マイオカインは主に下半身の筋肉から分泌されますが、新しい筋肉からしか分泌がされません。

そのため、歩いてもいないし全く運動もしていないという人は筋肉の新陳代謝が行われていないので分泌されにくくなっている恐れがあります。

マイオカインは1回の運動で出す量に限りがあるため、ウォーキングなどのソフトな運動でも毎日続けることが大切です。

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