食事が大切な理由とサプリメントの必要性


もうすっかりお馴染みになったサプリメントですが、良きにせよ悪しきにせよ戦後の日本文化に与えたUSAの存在を無視することはできません。

そのサプリメントの普及のきっかけは1975年のアメリカの上院議員マクガバン氏が上院議会に提出した一冊のレポート(マクガバンレポート)でした。

当時のアメリカは生活習慣病が増大し、「年々膨張する国民医療費を抑えたい」という政府の強い意向がありました。

その中で成立したのが、1994年の「栄養補助食品健康教育法案(DSHEA)」と呼ばれる健康補助食品に関する法案です。

一冊のレポート(マクガバンレポート)が発端となって成立した栄養補助食品健康教育法案(DSHEA)はサプリメント(栄養補助食品)の歴史の中でも、もっとも意味深い出来事となりました。

現在、TVの電源をONにすれば、多くのサプリメントのCMを見聞きすることになります。

私たちはサプリメントをどのように活用していけば良いのでしょうか?

それとも、いっそのことサプリメントとは決別すべきなのでしょうか。
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サプリメントと食品の栄養素は同じか?

分子構造が同じものと違うものがある

サプリメントでも野菜や果物から抽出したものは、自然のものと同じ構造です。

ところが、人工的に作ったものの中には分子構造が違うものがあります。

そして、分子構造が違うことが体の特定の生理的調節機能に対する作用に影響を及ぼすのです。

例えば、ビタミンEの場合、人工のものはdl体(dl-α-トコフェロール)ですが、自然素材からそのまま抽出したものは
d体(d-α-トコフェロール)です。

体内の生理活性は天然のものが人工のものより高いです。

サプリメントの謳い文句に「天然抽出成分」という言葉を耳にしたことがあります。

それには私たちが考えているよりもずっと重要な意味が隠されています。

βカロテンではトランス型とシス型があり、人工のものはトランス型ですが、天然のベータカロテンはシス型です。

2つの違いははっきり解明されてはいません。しかし、何らかの生理活性の違いがあるとされています。

ベータカロテン摂取の疫学調査ではあまりよくない結果のものが目に付きます。

これは人工のベータカロテンを使っているためで、天然のベータカロテンを摂っている限りこうした問題はおきないとの主張もあります。

これらの事例は、サプリメントに含まれる成分を全て疑うことなく受け入れてはいけないことを、私たちに教えてくれています。

では、サプリメントに存在価値はあるのでしょうか。

サプリメントの利点を理解し、有効活用しよう

サプリメントは必要量を効率よく摂取できます。

食事からでは摂れない量をサプリメントでは摂ることを可能にします。

筋トレをしている人の場合、体重が60kgであれば1日あたり120gの純タンパク質が必要だと言われています。

120gの純タンパク質を摂るためには、生肉600gを摂取する必要です。

一方、200gの肉類(純タンパク質40g相当)を毎食欠かさず食べるのは困難でしょう。

プロテインなどはよい例です。

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では、サプリメントは万能でしょうか?

答えはNoです。

私たち人間は視覚や臭覚などにより食欲が増し胃腸が活発化します。

このような効果はサプリメントには期待できません。視覚や臭覚による食欲増進は食品ならではのものです。

そして、胃液や消化液が不十分であれば消化も不十分となり吸収率も低下する恐れもあります。

まとめ

過去にはサプリメントの過剰摂取により死亡事故が起こっています。

トリプトファン事件です。

私たちはサプリメントの摂取は慎重であるべきです。

その一方で、効率よく、しかもベストなタイミングで摂取することをサプリメントは可能にします。

バランスの良い食事を基軸に、有効なサプリメントの活用を考えることが大切です。

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