アナボリックステロイドが違法でないことの根拠と注意点

アナボリック ステロイドというとアングラなイメージを否め(いなめ)ません。

ほとんどのスポーツにおいて、競技でステロイドを用いることはルール違反です。

さらに、オリンピックともなると選手生命も絶たれてしまいます。

また、副作用の恐ろしさが吹聴され、使用すれば廃人のようになるというイメージがすり込まれています。

先日、薬局へ行った時、60代の女性の方が「この薬品はステロイドが含まれていますが、どうしますか?」と尋ねられました。

60代の女性はそのやりとりの中ではっきりと「ステロイドは怖い」と言いました。

(この女性の言葉にはステロイド剤とアナボリックステロイド剤の混乱があります。)

一方、これも極端な話ですが「外国ではサプリ感覚で使っている」ということも耳にします。

スポーツにおける反ドーピングキャンペーンが、いろいろなデマゴギーを生み出しています。

とにかく、いろいろな情報が錯綜しているのが現状です。

アナボリックステロイドの危険性はあくまでも服用の仕方に関わってきます。

たとえガゼ薬でも服用方法を誤れば毒になります。

その危険性は薬物全体に言えることであり、アナボリックステロイドに限ったことではありません。

食物さえも毒にも薬にもなります。
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競技での使用はあくまでもルール上の問題に過ぎません。

試合や大会に参加したければ、そのルールを守ればよいし、そうでなければ大会や試合に出なければよいだけです。

「ドーピングしてまで試合に出るのは卑怯じゃねぇか?!」という話です。

ステロイドをスポーツで認めてしまうと大変なことになります。

本来スポーツとしての技や力を競い合う場が、薬物開発の人体実験室になってしまいます。

ただ、アナボリックステロイドが違法となれば、話は別です。

これはただ単にルールの問題ではなくなります。

さて、果たして「ステロイドは違法」なのでしょうか?

アナボリックステロイドは処方せん医薬品である

日本ではアナボリックステロイドは、警告、禁忌・禁止、使用上の注意、品目仕様、操作方法、包装単位などを記載した文書(添付文書)を添付しなければならない医薬品の中でも処方せん医薬品として扱われます。

医療用医薬品はwikipediaによると次のように説明されています。

アナボリックステロイドは医療用医薬品

医師等によって使用され又はこれらの者の処方箋若しくは指示によって使用されることを目的として供給される医薬品をいう。ただし法的な定義がある訳ではなく、医療用医薬品であっても処方箋医薬品に指定されている医薬品でなければ、処方箋がなくても薬局で購入できるが、実際に販売している薬局は一部の薬局に限られている。

出展:Wikipediaより➡️

アナボリックステロイドを個人輸入するのはOk

薬事法によると、輸入者本人に限り個人使用が認められています。

また厚労省が認可していないので副作用がでても自己責任になります。

また、サプリメントとは違いアナボリックステロイドは本来は医者が処方する医薬品なので効果があるぶん副作用もあります。

中でもコレステロール値の上昇や血圧上昇といった副作用により、血管系の病気を誘発しやすいことがしられています。

競技中に選手が死亡したという事故はこの副作用が原因になっています。

このことにより、アナボリックステロイドと有酸素運動の組み合わせは禁忌です。

そのほかに、男性の女性化あるいは女性の男性化あるいは前立腺癌という副作用があります。

これは、アナボリックステロイドによるホルモンクラッシュが原因で、適切なサイクルとケア剤の服用により避けることができます。

個人使用の場合には、サイクルの組み方やケア剤について自分で調べることが必須になります。

未認可医薬品による健康被害

  • 日本国内で正規に流通している医薬品、化粧品や医療機器などは、医薬品医療機器等法に基づいて品質、有効性及び安全性の確認がなされていますが、個人輸入される外国製品にそのような保証はありません。
  • 不衛生な場所や方法で製造されたものかもしれません。
  • 虚偽又は誇大な効能・効果、安全性などを標ぼうして販売等されている場合があります。
  • 正規のメーカー品を偽った、偽造製品かもしれません。
  • 一般の方が自己判断で使用して副作用や不具合などが起きると、適切な対処が困難なおそれがあります。
  • お住まいの地域の医師、薬剤師等の専門家に相談されることをお勧めします。

出展:厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」

こんなコトは違法

アナボリックステロイドの譲渡や販売は違法になります。

個人輸入をしたものを知人へあげたりオークションで販売する行為は違法です。

また種類にもよりますが1~2ヶ月分が一回の輸入制限なので大量に入荷すると最悪没収されます。

アナボリックステロイド|世界各国の扱い

海外へ渡航するときには注意が必要です。

国名 処方箋医薬品 所持 売買
フランス ✖︎
ドイツ ✖︎
オーストラリア ✖︎
イギリス ✖︎ ✖︎ ✖︎
韓国 ✖︎
 スウェーデン ✖︎  ✖︎  ✖︎
アメリカ ✖︎ ✖︎  ✖︎

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