ホルモンコントロールによって高いレベルの身体を手に入れる方法


ボディビルダーはホルモンバランスを適切に調節することで、レベルの高い身体を作り上げています。

つまり、ボディビルダーでなくてもレベルの高い身体を手に入れるためには、筋肉増強に関わるホルモンの働きとその仕組みを知ることが重要になってきます。

筋肉増強にかかわるホルモンとはインスリン、テストステロン、成長ホルモン、コルチゾール、エストロゲン、甲状腺ホルモンだと考えています。

インスリン

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インスリンは、すい臓のランゲルハンス島という組織にあるβ細胞でつくられているホルモンです。

また、人体ではインスリンのみが糖代謝に深くかかわっており、インスリンが分泌されなかったり分泌量が少ない、あるいはインスリンが効かないという状態が糖尿病です。

インスリンの働きは次の通りです。

  1. 骨格筋におけるグルコース、アミノ酸、カリウムの取り込み促進とタンパク質合成の促進
  2. 肝臓における糖新生の抑制
  3. グリコーゲンの合成促進・分解抑制
  4. 脂肪組織における糖の取り込みと利用促進
  5. 脂肪の合成促進・分解抑制などの作用
  6. グリコーゲンや脂肪などの各種貯蔵物質の新生の促進
  7. 腎尿細管におけるNa再吸収促進

つまり、インスリンには筋肉の増強を促進するという好ましい働きがありますが、同時に脂肪細胞を肥大させるという好ましくない働きもあります。

脂肪細胞の肥大化を抑えるためにはインスリンレベルをできるだけ低く保つ必要があります。

インスリン感受性は筋トレによって高まることが知られています。

インスリンは炭水化物の摂取により増大することがわかっていますので、炭水化物の摂取量が多くなりすぎないよう注意する必要があります。

ただし、タンパク質は炭水化物と一緒に摂るよう常に心がけます。

同時に、インスリン感受性を高めるように心がければよいでしょう。

筋トレによりインスリン感受性が高められた状態では、少ない量のインスリンでタンパク質の同化代謝が促進されます。

同時に、インスリンレベルを低く抑えることができ、脂肪細胞の肥大化を抑えることができます。

1日の食事を5回程度に分散して摂れば、一回あたりの量を減らすことができるので、インスリンレベルも抑えやすくなります。

ワークアウトの前後には十分な炭水化物を摂る。
ワークアウトの前中にはBCAAなどのアミノ酸の摂取を行う。
特に、トレーニング後にはプロテインドリンクなどを利用しタンパク質を炭水化物と共に摂取する。
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テストステロン

人体で作られる男性ホルモンの95%がこのテストステロンといってよいでしょう。

テストステロンを含む男性ホルモンは肝臓で不活性化されるので、経口摂取ではほとんど効果がなく、投与は一般に注射により行われています。

男性ホルモンにはテストステロンの他にはジヒドロテストステロン(DHT)とデヒドロエピアンドロステロン(DHEA)があります。

サプリでも有名なDHEAには代謝促進、筋肉の生成、美肌効果など細胞を活性化させる働きがあるといわれています。

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テストステロンは筋肉増大や骨格の発達という作用をもっています。

また、テストステロン投与には副作用として心臓発作や前立腺がんのリスク増大があるともいわれており、注意が必要です。

成長ホルモン

成長ホルモンは脳下垂体から分泌されるホルモンで、特にヒト成長ホルモンはhGHと呼ばれています。

成長ホルモンの働きとして次のことが知られています。

  1. 特に幼児期における骨端の軟骨細胞の分裂・増殖を促し、骨を伸張させる。
  2. 特定のアミノ酸の取り込みを促し、タンパク質の合成を促進する。
  3. 炭水化物、タンパク質、脂質の代謝を促進する。
  4. 肝臓のグリコーゲンの分解を促し、さらにインスリンを抑制し、血糖値を上昇させる。
  5. カルシウム濃度などを一定に保ち、身体の恒常性を維持する。

このように、成長ホルモンは筋肉増強に深くかかわっているホルモンといえます。

また、成長ホルモンは体脂肪の燃焼を促進する働きもあるので、成長ホルモンの濃度を高く保つことの意義は大きいといえます。

では、成長ホルモンの分泌を促すためにはどうすればよいのでしょうか。

成長ホルモンの分泌を促すための刺激

睡眠

睡眠中に、成長ホルモンは2〜3時間間隔で分泌され、血中濃度はおよそ200倍に高まります。

高強度の運動

強度の高い運動によっても、血中濃度を200倍程度に高めることが可能です。

加圧トレーニング

加圧トレーニングでは強度の低い運動で成長ホルモンの分泌を促すことが可能です。

アルギニン摂取

成長ホルモン分泌不全性低身長症の補助診断にアルギニン負荷試験というものがあります。

これは、人為的にアルギニンを静脈投与し、成長ホルモンの増加反応を測定する方法です。

アルギニンにより成長ホルモンの分泌が促進されるという働きを利用した診断方法といえます。

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アルギニンを多く含む食品

アルギニンを多く含む食品としては、海老、キュウリ、小麦胚芽、大豆、落花生、鶏肉、ゴマ、クルミ、牛乳などがあります。

また、アルギニンはB6(レバー、マグロ、カツオなどに多く含まれます。)と一緒に摂ることで吸収しやすくなります。

また、ビタミンやミネラルも成長ホルモンをつくるときに必要になるので、野菜や果物も積極的に摂取するようにしましょう。

アルギニンサプリ

さらに、高い効果を望むならサプリメントの摂取がおすすめです。

摂取タイミングはワークアウト後や就寝前に摂取することで、成長ホルモンの分泌量を増やし、筋肉増強を促すことができます。

Anabol Naturals社のアミノGHリリーサーは、アミノ酸であるアルギニンやリジン、オルニチン、グルタミンを配合し、成長ホルモン(GH)の分泌を促進させるためのサプリメントです。

成長ホルモンを分泌させることにより、代謝を促進させ、無駄のない筋肉を生成できるように設計されています。

また、成長ホルモンの分泌を促進させることにより、免疫機能の強化、体脂肪減少など健康サポートも期待できます。

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コルチゾール

コルチゾールとは副腎皮質でつくられるホルモンの一種で、主としてストレスや低血糖に反応して分泌されます。

筋肉増強のためにはコルチゾールレベルの高い状態が続かないようにしなければいけません。

コルチゾールレベルの高い状態が長時間にわたって続くと、体脂肪ではなく筋肉が分解されてしまうからです。

このような状況下では、コルチゾールは次のような働きをします。

  1. 肝臓での糖新生を促し、血糖値を上げる
  2. 免疫力を弱める
  3. 筋力や骨の形成を抑制する
  4. 記憶力や脳の働きを弱める
  5. 不眠になる
  6. コラーゲンを減少させる
  7. 寿命を縮める

コルチゾールレベルを低く抑える方法

ワークアウト直後にインスリンレベルを急上昇させると、コルチゾールの分泌を抑えることができます。

ですので、ワークアウト直後にはブドウ糖などの吸収の早い炭水化物をプロテインと一緒に摂取することがベストです。

ワークアウトをすれば、必ずコルチゾールは分泌されます。

したがって、いかにコルチゾールレベルを低く抑えることができるかということが大切になります。

エストロゲン

エストロゲンは女性ホルモンですが、男性の体内でもつくられます。

筋肉増強のためには、エストロゲンレベルを低く抑えることがポイントになります。

炭水化物の量を抑えつつ、ブロッコリーやキャベツ、カリフラワーなどのアブラナ科の植物を摂取するとエストロゲンの分泌を抑えることができるといわれています。

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甲状腺ホルモン

甲状腺ホルモンは甲状腺から分泌されるホルモンで、全身の細胞に作用して細胞の代謝を活性化します。

甲状腺ホルモンには、他にも体脂肪の燃焼やタンパク質の同化作用を促進する働きもあります。

したがって、甲状腺ホルモンのレベルを高く保つことは筋肉増強に有利になります。

そこで、甲状腺ホルモンのレベルを高く保つ方法について考えてみます。

実は、甲状腺ホルモンには長期にわたって摂取エネルギーを制限していると、分泌量が減少するという性質があります。

したがって、たとえ減量中で摂取エネルギーを制限している時でも、週に1回は摂取エネルギーを増やすようにします。

そうすることで、甲状腺ホルモンの分泌が盛んになり、脂肪燃焼とタンパク質の同化作用を促進することができます。

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甲状腺ホルモン製剤リオサイトメル

Liothytomelは、有効成分のリオチロニンナトリウムを含有する甲状腺ホルモン製剤です。

リオチロニンナトリウムは、日本国内で承認されているチロナミン錠と同一有効成分です。

粘液水腫やクレチン症、慢性甲状腺炎などの治療に用いられます。

リオサイトメルは武田薬品工業から販売されているチロナミンのジェネリックです。

リオサイトメルに含有されている有効成分のリオチロニンナトリウムは、不足している甲状腺ホルモンを補うことで、新陳代謝を高めます。

甲状腺ホルモンの中でもトリヨードチロニン(T3)を含有するLiothytomelは、同じ甲状腺ホルモンのチロキシン(T4)と比較して、効果の発現が速やかな薬剤です。

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