その疲れ、副腎疲労じゃないの?|副腎疲労の判断基準とケア


さまざまなストレスがかかっている状況下で、何をやっても疲れが抜けないということで悩んではいないでしょうか。

その疲れはもしかすると腎臓の疲労からくるものかもしれません。

ストレスと腎臓疲労との関係や疲れた腎臓のケアの仕方について考えてみましょう。

もしかすると、活路を見いだせるかもしれません。

ストレス〜コルチゾール〜活性酸素

ストレスホルモンであるコルチゾールは体内での活性酸素の発生と深く関係しています。

ストレスホルモン コルチゾールとは

ストレスがかかると、それに対抗するためにコルチゾールというホルモンが副腎から分泌されます。

分泌されたコルチゾールには血糖値や血圧をあげる働きがあります。

私たちの先祖が狩猟をして暮らしていた頃、ストレスの多くは外敵の襲来です。

外敵から襲われた時、命を守るためには多くのエネルギーと素早い動きが必要になります。

コルチゾールの働きによって、非常事態から逃れることができたのです。

コルチゾールと活性酸素発生の因果関係

ところが、困ったことにコルチゾール合成の過程では大量の活性酸素が発生します。

この仕組みは次の通りです。

コルチゾールの前駆体はコルチゾンという物質でC21H28O5という化学式で表されます。

それに対しコルチゾールの化学式はC21H30O5です。

二つの化学式を見比べると、水素原子の数が増えていることがわかります。

体内でコルチゾールが合成される時、ある酵素の働きによって水の分子(H2O)から水素原子(H)が奪われます。

このとき、水素を失った水の分子(H2O)がヒドロキシラジカル(HO・)という活性酸素になるわけです。

これがコルチゾールが分泌されると、活性酸素も体内に発生するという仕組みです。

ストレスとDHEAの関係

コルチゾールが合成される時に発生する活性酸素は、DNAを傷つけるなど体にとってよくない存在として知られています。

人体にはコルチゾールの分泌をコントロールする機能も備わっています。

そうでないと、活性酸素は増え続けますし、血糖値を上げるために筋肉を分解が進みます。

その役割を担っていると考えられているのがDHEAというホルモンです。

DHEAはコルチゾールの分泌をコントロールし抑える働きを持っています。

ストレスを受けた時、DHEAはコルチゾールとほぼ同時に分泌され、急激に上昇したコルチゾールレベルを元の状態に戻すように働きます。

そうすることで、DHEAは活性酸素の発生を抑制しているわけです。
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ストレスと副腎疲労


コルチゾールやDHEAというホルモンは副腎という臓器でつくられ分泌されます。

副腎が造り出すホルモンはコルチゾールやDHEAだけではありません。

副腎はそら豆の形をした腎臓の上部にくっついている1つがわずか5g前後の小さな臓器です。

その小さな臓器の75%以上を占めているのが副腎皮質と呼ばれている器官です。

副腎皮質から分泌されているは副腎皮質ホルモンと呼ばれています。

副腎皮質からはアルドステロン、アンドロゲン(男性ホルモン)などのステロイドホルモンも分泌されます。

また、副腎の副腎髄質と呼ばれる器官からはアドレナリンやノルアドレナリンが分泌され、ストレス反応などの調節を行なっています。

継続的に強いストレスがかかると、さまざまなホルモンを分泌するために副腎がフル稼働する状況になります。

これが副腎疲労と呼ばれる状態を引き起こします。

副腎疲労を起こすと正常なホルモン分泌が行われなくなります。

特に、副腎皮質から分泌されるコルチゾールの分泌量の低下が顕著になります。

副腎疲労の原因は精神的なストレスの他に、過労や睡眠不足などの肉体的ストレスの蓄積が重なり、複合的な要因により引き起こされると考えられています。

思い当たる方は専門機関での受診をおすすめします。

副腎疲労は「うつ」と診断されることもあるそうです。

放っておくと命にも関わることもあるそうなので、気になる場合は病院で副腎の検査を受けてみましょう。

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