Aステロイドに関するタイの製薬会社事情と個人輸入代行業者の対応

現在、私たちが手に入れることのできるAステロイドは、個人輸入代行業者を経てインド、タイなどから日本に入ってきているものです。

そして、その特殊な入手経路から私たちの目が製薬会社に向けられることはなく、安全性に関して無防備になってはいないでしょうか。

今回、ふとしたことからMarch PharmaceuticalとBody Researchのゴタゴタを知ることができました。

また同時に、いくつかの個人輸入代行業者(ネット販売)のそれに対する対応の違いから、改めてAステロイド個人輸入の危険性について考えさせられました。

ダナボルDSの国内各社の取り扱い状況(2017年9月現在)

まず、ダナボルDSというAステロイドがどのようなものなのか整理してみましょう。

ダナボルDSとは

ダナボルDSはメタンジエノンを主成分とするAステロイド剤で、アーノルドシュワルツネッガーが愛用していたことでも有名です。

ドーピング規制が厳しくなるまでは、陸上競技をはじめ多くのスポーツ選手の間で最もよく用いられてAステロイドの一つです。

ダイアナボル、アナボルタブレット、メダナボルと同成分です。

もともとダイアナボルはシバ社(アメリカ)の商標でしたが、その後、シバ社が製造を中止しました。

そして、ダイアナボルのジェネリックとして製造されたものが流通している状況です。

ダナボルDSの取り扱い状況(2017年9月現在)

ダナボルの個人輸入代行業者は2017年9月現在で次のようになっていました。

これはGoogleで「アナボリックステロイド 通販」を検索し、1・2ページに表示されたものです。(業者名のところはリンクを張っています。)

 業者名 取扱い状況
オオサカ堂➡️
テジャスメディシン➡️ 製造March
ドクター9➡️ 製造March
マンサム➡️ 製造March
供給BR (注1)
アイパワー➡️ 製造March 
JISA➡️ 中止(La Pharma) 

注1 供給BRは「供給はBody Research社」の略記です。

この表だけでは何の問題もないように思えますが、関係の会社について調べていくといろいろなことが見えてきます。

オンライン情報を読み進めると、ダナボルDSに関する気がかりな情報をいくつも見つけることができます。
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Body Researchは無免許の違法業者か??

オンライン上の気がかりな情報とは次のようなものでした。

March pharmaceuticalが自社のHPにて、「ネットで弊社製品ダナボルと謳って販売されているものは偽物である」と警告文を出しています。

March pharmaceuticalは、偽物と本物の見分け方を画像付きで説明しています。本物は「M」の刻印がされていますが、偽物は筋肉のロゴマークが刻印されています。

March pharmaceuticalは「偽物のダナボルを販売しているBody research社は、医薬品の製造免許を持たない業者である」と述べています。

アジア・オセアニア地域で医療情報サービス事業を展開しているMIMSのHPで調べて見るとMarch Pharmaceuticalは製薬会社としてヒットしますが、Body research社は見つけることはできません。

ちなみに、epharmapedia➡️ で「Body Research Co. Ltd」を調べてみると、次の内容がヒットしました。

Body Research Co. Ltd

Factory Name: Body Research Co. Ltd
Speciality: Phamaceutical(医薬品)
About:
Techniques: N/A
Certificates: N/A(証明書?)
Products: Danabol(Methandienons), Stanol(Stanozolol)
Gallery: N/A

Contact info.
Ohone: 6628905123-4
Fax: 6628905125
Country: Thailand
City: Bangkok
Address: 72/2 Taksin Rd, Bukkalo, Thonburi, Bangkok 10600

Certificatesの欄にデータエラーが出ていましたが、おそらく製造免許に関するCertificates(証明書)ではないかと思われます。

比較のためにMarch pharmaceuticalも検索しましたがメンバー登録ができなかったので、それ以上の検索することは叶いませんでした。

また、「March pharmaceutical は現在、ダナボルの製造を中止している」というような掲示板への書き込みもあり、ダナボルの購入はやめた方がよいのではという印象を持ちました。

個人輸入代行業者を「評価」する

ここで、一番最初のダナボルDSの取り扱い状況一覧表を振り返ってみましょう。

その表の4/6の業者が現在でもダナボルDSの個人輸入を代行しています。

実は、現在代行販売を行なっている業者のいくつかに「いろいろな噂があるけど、ど、大丈夫なのか?現状はどうなっているのか?」というような内容の問合せを行いましたが、納得いく回答は得られませんでした。

現時点でのダナボルDSの購入はすべきではないし、現時点でダナボルDSの代行販売を行なっている業者は避けた方がよいというのが私の考えです。

注)この結論は正しいかどうかはわかっていませんし、これはあくまでも私個人の判断です。

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