クロミッドの作用機序と男性不妊症に効く理由

加齢によるホルモン分泌の変化

年をとると男性では精巣から分泌されるテストステロンの量が減少します。

一方、性ホルモンの分泌は脳下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンによりコントロールされています。

テストステロンの分泌量が減少すると、性腺刺激ホルモンである卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)の分泌量が増加します。

男性の場合は、LHの刺激により男性ホルモン分泌が、FSHの刺激により精子の形成が促されます。

精巣からのテストステロンの分泌量と脳下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンの量は互いに相反する変化をします。

つまり、テストステロンの分泌が増えると性腺刺激ホルモンの分泌が減り、テストステロンの分泌が減ると性腺刺激ホルモンの分泌が増えます。

この仕組みは加齢とともに徐々に衰えていくようです。
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種族の維持に関係する性ホルモン{エストロゲン(E2),テストステロン(T)}は加齢とともに減少し,このフィードバック機構により,下垂体よりの黄体化ホルモン(LH),卵胞刺激ホルモン(FSH)は加齢とともに高値となる.しかし,このゴナドトロピンの高値は女性では閉経後1〜3年がピークでその後は徐々に低下するが,これは視床下部ホルモンのLH-RH(GnRH)に対する反応性が加齢により低下する1) ためとも考えられる。

加齢による内分泌代謝の変化➡️

クロミッドが精子形成を促進するしくみ

クロミッドはエストロゲンが間脳(視床下部も含まれる)の性ホルモン受容体と結合するのを競合阻止します。

これにより、性ホルモンの作用が不足していると感じた人体は、性腺刺激ホルモンの分泌を促進するようになります。

こうして、FSHの分泌が増加することにより、精巣による精子形成が促進されます。

本邦での臨床研究ですが、 266例の男性不妊症患者に対してクエン酸クロミフェン:クロミッド®の投与によって、 テストステロンの有意な上昇が確認さています。
クエン酸クロミフェン:クロミッド®の作用として、テストステロンの有意な上昇を伴う鬱症状、 EDなど、男性更年期障害症状の明らかな改善が確認されています。
この際、確認された副作用は、男性型脱毛:AGAが6例、女性化乳房が1例との事です。 また、肝機能障害に関しては4例に軽度のものが確認されています。

クロミッドによる男性更年期障害の治療➡️

上の引用では、女性化乳房の事例が1例報告されているということですが、クロミッドと女性化乳棒発現の関係は現在確認中です。

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