危険なダイエットサプリと取り扱いショップを調べてみてわかったこと


今回、内閣府の食品安全委員会等のHPを読んで、健康被害の多くがダイエット関連サプリの使用でおきているという事実を知りました。

そこで、2017年11月の現時点で使用すべきでないダイエットサプリとその入手経路についてまとめることにしました。

オススメ記事
スポンサーリンク

その1 アマメシバ

鹿児島市の事案

アマメシバ(別名レジーナス、天芽など)の粉末等の加工食品を摂取した名古屋市に住む70代の母と50代の娘が息切れ感、咳、呼吸困難等の呼吸器症状を訴えました。

臨床経過報告によると、被害女性は2001年6月~12月まで、母は300g程度、娘は400g程度を摂取したということです。

その後、2002年4月頃に、母娘とも、閉塞性細気管支炎を発症しました。

被害女性が摂取したものは、「久司道夫のあまめしば」でした。

「久司道夫のあまめしば」については久司道夫氏との関連は一切なく、名称使用の契約を締結せずにその氏名を冠して販売されていたものということです。

その他の事案(国内)

この他にも、鹿児島市に住む40代の女性が閉塞性細気管支炎で入院した事案が発生しており、「よこださん家のあまめしば」を摂取したこととの因果関係が疑われています。

そのほかにも、因果関係が不明のものも含めると横浜市等で計4件発生しています。

海外の情報

台湾では1994年から2000年の期間に、生鮮アマメシバのジュースをダイエット目的で摂取した女性等、200~300名に肺障害が発生(うち10名前後死亡)しました。

アマメシバの原産地は、マレーシアやボルネオなど東南アジアです。

マレーシアでは、一般に野菜として炒め物などにして食べられていますが、健康被害の報告は把握されていないとのことです。

アマメシバとは

アマメシバの別名は次の通りです。
天芽(あまめ、てんめ)、レジーナス、カトゥ(Katuk)、Sweet Leaf Bush、レジーナス、サウロパス・アンドロジナス、Cekur manis等

原産地はマレーシア、ボルネオ等の東南アジアで日本には自生していないということです。

デジカメ練習日記➡️

現状

アメシバダイエットと検索すれば飴ダイエットがヒットするような、平和な状況です。

しかし、言葉を変え「レジーナス」でググると、プチ百貨店➡️というHPに激安販売しているとのコメント付きでRUMOR SYSTEM➡️というネットショップを見つけることもできました。

RUMOR  SYSTEMのページを見ても、販売痕跡はありません。

なお、このことで「プチ百貨店」と「RUMOR SYSTEM」がブラックだと断言しているわけではありません。

補足

なお、沖縄県に自生するアマシバは、名前は似てるけど別物です。

アマシバは大島紬の染料に使われます。

その2 D-ソルビトール

D-ソルビトールについて最初に、厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課より指摘があったのは2015年8月のことでした。

D-ソルビトールは甘味料として食品添加物に指定されています。

また、消化管のX線造影時の便秘の防止等に使用される医薬品でもあります。

D-ソルビトールを使ったダイエットサプリとして、鳳凰軽身痩と千年草減肥香茶があります。

鳳凰軽身痩(鳳凰製薬)

鳳凰軽身痩は缶入りタピオカ入りダイエットココナッツミルクです。

原材料の欄には「甘味料(D-ソルビトール)」と記載されていました。

鳳凰軽身痩は1缶中28.6g含有していました。

日本薬局方解説書ではD-ソルビトール20~30gで緩下作用を示すと記載されています。

鳳凰製薬は2015年に倒産をしています。

千年草減肥香茶(富士製薬)

千年草減肥香茶<顆粒タイプ>という名称で販売されていました。

千年草減肥香茶には、1包25g中から23g(!)のD-ソルビトールが含まれていました。

富士製薬も2015年に倒産しています。

鳳凰軽身痩と同じように、原材料の欄には「甘味料(D-ソルビトール)」と記載されていました。

番外編 コンフリー(シンフィツム、ヒレハリソウ)


コンフリーはヨーロッパ、シベリア西部、中央アジア原産の多年草です。

コーカサスの長寿村での常食野菜として注目されました。

コンフリーは栄養価が高く、糖尿病や高血圧などに良いといわれていました。

しかし、2004年に海外で肝障害(肝硬変、肝不全を含む)などの健康被害例が多数報告されていたことがきっかけとなり、業者に対してコンフリー及びこれを含む食品の製造・販売・輸入等を自粛するよう指導がなされました。

肝障害の原因はコンフリーの主に根の部分に含まれるピロリジアンアルカロイドのようです。

ハーブティーの形でピロリジアンアルカロイドを長期間にわたって摂取することは肝障害を引き起こすようです。

コンフリーを含む軟膏は現在でも販売されているようですが、さすがにコンフリーを用いたハーブティーについてはどこも扱っていないようです。

栄養価が高く体にも良いとされ、コンフリーを常食する長寿村もあるにもかかわらず、実は重篤な肝障害を引き起こす危険性ももっていたという話は、今ひとつ合点がいきません。

コーカサスの長寿村ではそのような健康被害はなかったのか疑問が残ります。

いずれにせよ、サプリメントの形での摂取には十分に注意を払う必要があるということです。

スポンサーリンク

シェアする