1日2Lの水を飲んだ方が良い理由

更新履歴
2007/12/20
「番外編|水分の摂り過ぎ」を付け加えました。

よく「1日2Lの水を飲むと体に良い」というようなことを耳にします。

また、前日、内科の先生から「腎機能の数値がほんの少し悪いので、水をたくさん飲むように」と言われました。

いろいろ調べてみると、腎機能や代謝という言葉が浮かび上がってきます。

水分補給は、腎機能と代謝とどのように関わっているのでしょうか。
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腎臓病予防


wikipedia-腎臓 より➡️
腎臓では、血液の中の老廃物や余分なナトリウムを濾過し、尿がつくられます。

このとき重要な働きをするのが、腎臓にある糸球体と尿細管です。

糸球体では濾過を行い、さらに尿細管では塩分、グルコース、タンパク質の再吸収がなされます。

腎機能が低下してくると、尿毒素を濃縮して排泄することが困難になります。

このような状態の時には、摂取水分量を多くして尿量を増量し、尿毒素の排泄を促進することが大切になります。
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1日2Lはどこから?


「1日2Lの水分補給を」というのはどこからきたのでしょうか。

調べてみると、1日に必要な水分摂取量と関係しているようです。

成人が1日に必要な水分摂取量は、体重1kgあたり50mlです。

一方、体内で代謝により生成される水分は約0.2L〜0.3Lで、食事により摂取される水分は1.0L〜1.2Lです。

必要な摂取量から、代謝や食事により得られる水分量を引いた量が口から直接摂取すべき水分量ということになるわけです。

代謝や食事により得られる水分量は1.2L〜1.5L(最大値は1.5L)です。

これに対し、体重が70kgの場合には必要水分摂取量は 50×70=3500mL=3.5L になります。

よって、体重60kgの人は少なく見積もっても 3.5L−1.5L=2.0L の水分を経口摂取すべきだということになります。

ただし、代謝や食事により得られる水分量は最大値の1.5Lを用いました。

基礎代謝アップ

水分はヒトの身体の至るところに存在し、生化学反応にとって不可欠なものになっています。

栄養素の輸送、老廃物の排泄や体温調節などの重要な働きは、水分不足の状況ではうまく機能しません。

このような意味で、水分補給は基礎代謝を支える重要な行為だと言えます。

また、水分補給のあとで基礎代謝がアップしたという報告もあるようです。

しかし、水分補給によって基礎代謝がアップするという根拠は確認できていません。

これについては、脱水状況では基礎代謝はうまく機能しないという理解でよい気がしました。

まとめ

腎臓病での水分管理は、とくかく水をたくさん飲めば良いというものではありません。

腎機能に異常が見られる場合は、医者のアドバイスに従うべきでしょう。

腎機能には異常がなく、あまり活動量が多くない場合には、水分の摂取量は減りがちな人は意識的に水分摂取を心がけるのがよいと思います。

ヒトの身体の60%は水分であり、特に筋肉には多くの水分が含まれています。

また、それなりに筋量もあり、現在筋トレに取り組んでいるのであれば、さらに多くの水分を経口摂取すべきでしょう。

食事制限をしているのであれば、本来、食事で摂取できるはずの水分が不足がちになることも考えられます。

番外編|水分の摂り過ぎ

水分の摂り過ぎは身体のむくみや頻尿を引き起こします。

特に、身体のむくみについては、舌に現れることもあるようです。

舌を鏡に写して見て、歯型がついていれば、むくみにより舌が歯に当たっていることが考えられます。

取り過ぎかなと思ったら、自分で摂取量を調節することも大切です。

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