NOを強化するサプリメントとその摂取方法


健康増進物質であるNOも、その昔は排気ガスに含まれる有害物質として知られていました。

確かに、排気ガスに含まれる大量のNOは酸性雨や光化学スモッグの成因にも関連しています。

しかし、同じ物質が私たちの体内でも生成され、それが内皮細胞由来弛緩因子(EDRF)として働いていることが、ノーベル医学・生理学賞受賞者であるルイス・J・イグナロの研究により明らかにされました。

イグナロは著書「NOでアンチエイジング」の中で、NOを強化するサプリメントをいくつか取り上げています。

イグナロの推奨するNO強化サプリメントとは何なのでしょうか。
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イグナロの研究


NO(一酸化窒素)の効果より➡️
本論に入る前に、イグナロの研究について触れておきましょう。

医学や薬理学の研究をしていたイグナロはニトログリセリンと狭心症治療のつながりに関心を持っていました。

ニトログリセリンを珪藻土に染み込ませ安定化したものがアルフレット・ノーベルが最初に発明したダイナマイトです。

当時、すでに医師たちはニトログリセリンが狭心症などの胸痛の緩和に有効であることを発見していました。

事実、ノーベルの工場で働いていた狭心症の従業員は、工場にいるときは胸痛から解放され、工場から離れると悪化するということを繰り返していました。

これは、工場で使用されていたニトログリセリンが原因でした。

従業員たちは揮発性のニトログリセリンを無意識のうちに吸っていたのです。

後に心臓病を悪化させたノーベルは、医師からニトログリセリンの服用を勧められますが、強力な爆薬に医療効果があるという考えを受け入れることができなかったといいます。

NOが非常に不安定かつ短命な物質のため、長い間、ニトログリセリンの治療メカニズムにNOが関わっていることや、NOに対応する身体の仕組みが備わっていることは解明されませんでした。

NOによる生体内でのさまざまな働きを明らかにしたのがイグナロの功績です。

NOの健康効果

NOには心臓発作や脳卒中の原因になる血栓の抑制や血圧効果作用の他、血管系の健康に不可欠な重要要素になっています。

なお、あのバイアグラの開発も、NOの血管弛緩効果がきっかけになったといいます。

そのため、イグナロは「バイアグラの父」と呼ばれることもあるようです。

この他、低レベルのNOが高血圧や感染、悪性疾患から糖尿病の合併症に至るまで、多くの疾病に関係していると考えられています。

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NOを強化するサプリメント

イグナロ自身によるサプリメントのコメントほど、説得力のあるものはありません。

その内容にはすべて科学的な裏付けがなされています。

著書「NOでアンチエイジング」にはNOを強化するサプリメントについて、サプリメントの選び方にも言及した記述があります。

そこで取り上げられている栄養素はLアルギニン、Lシトルリン、ビタミンC、ビタミンE、葉酸の5つです。

体内において、NOはLアルギニンとLシトルリンを元に作られます。

また、強力な抗酸化成分であるビタミンC、ビタミンEそして葉酸は、生成されたばかりのNOを安定させることによって、NOのレベルをさらに引き上げるという働きをします。

LアルギニンとLシトルリン

著書の中で、LアルギニンとLシトルリンはいずれもNO産出のための重要なアミノ酸として紹介されています。

LアルギニンとLシトルリンを1つの項目にまとめた理由は、体内でLアルギニンからLアルギニンへの転換が行われるからです。

イグナロはLアルギニンの摂取が3g未満では効果はないと明言しています。

これらのアミノ酸は体内で非必須アミノ酸ですが、最適な健康を維持するためには、積極的に摂取することが必要になります。

しかし、これらを多く含む食物は赤肉、鶏、魚などですが、これらの食物は過剰な飽和脂肪酸も含まれています。

イグナロは高脂肪食品の欠点なしにLアルギニンを摂取するため、サプリメントを利用することを推奨しています。

L-アルギニンサプリの摂取について

①1日1回(就寝前)

1日3〜6g(1000mgのLアルギニン錠剤を3〜6錠)

②1日2回(朝と就寝前)

朝に2〜3g(1000mgのLアルギニン錠剤を2〜3錠)

就寝前に2〜3g(1000mgのLアルギニン錠剤を2〜3錠)

「NOでアンチエイジング」p114より

イグナロは、LアルギニンとLシトルリンのサプリメントを、ビタミンCやビタミンE、葉酸と一緒に摂取すれば、わずか数週間でその効果を感じることができると言っています。

これらの抗酸化物質が、フリーラジカルによる血管内皮細胞の健康を回復させるためです。

体内でのNOは血管内皮細胞で産出されます。

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ビタミンC(アスコルビン酸)

ビタミンCについて、1日の推奨量を500mgとしサプリメントの利用をすすめています。

天然由来と合成ビタミンの差はなく、効果も同じということです。

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ビタミンE

体内のNOレベルを引き上げる強力な抗酸化物質として、ビタミンEの摂取を推奨しています。

水溶性であるビタミンCに対して、油溶性のビタミンEを併せて摂取することに意味があるのかもしれません。

イグナロはNO効果の最適化のためには、政府の推奨量を超えるビタミンEの摂取が必要だとして、200IUという数値をあげています。

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葉酸

ビタミンBの一種である葉酸には、特定酵素の活動を助ける補因子としての働きがあります。

適切な葉酸の摂取は、NO合成酵素を手助けして、NO産出をピークレベルに保ちます。

イグナロによる推奨量は1日400〜800mgです。

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